先日、このブログにも書きましたが、「国民生活センターの成分調査で、健康効果をうたうゲルマニウムブレスレット12品中8品にゲルマニウムがほとんど含まれていなかった」というニュースがありました。
そこで、ゲルマニウムってそんなに高額なのかを調べてみました。
レアメタルなどの希少金属や金属資源というのは生産量と埋蔵量、埋蔵量に対してその年の生産量で割った耐用年数の3つが価格に大きく作用し、常に変動するのだそうで、現在は変わっているかも知れませんが、「宇宙で一番美しい周期表入門」小谷太郎著2007年によると
ゲルマニウムは1gあたり87円だそうです。
ちなみに、銅が0.85円、銀が50円、金が2500円、白金が5500円だそうです。
ゲルマニウムは銀よりは高額ですが、金よりは桁違いに安いのです。ブレスレットなんてそんなに大量のゲルマニウムを使用するわけではないのですから、いかに原価の安いものを販売して、ぼろ儲けしていたか想像できますね。
本当に効果があるのでしたら、ゲルマニウムをきちんと使用するほうが売れるはずですので、製造者も「ゲルマニウムを含んでも含まなくても効果は変わらないだろう・・・」と思っていたのかも知れませんね。(K)
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