健康に長生きするためには「生活習慣病予防」が大事で、そのためには、
「必要なものをきちんと摂る」
「害のあるものを摂らない」
「適度な運動をし、適度に休む」
「ストレスをためない」
ことですが、その一番目の「必要なものをきちんと摂る」ということについて今まで何度も書いてきました。今日はそのまとめです。
人間には必要なものの順番が決まっています。それが無くなったら、死んでしまうまでの時間が短いものほど、重要なものです。
一番大事なのは、酸素です。 体内の活動は、十分な酸素がなくてはできません。さらに腹式で深呼吸すると内臓のリンパ液の流れがよくなり内臓が細胞レベルで元気になります。
二番目に大事なのは水です。十分な水分を摂らないと、血液は濃くなり、血液の流れが悪くなり、細胞に十分な栄養と酸素が運ぶことができなくなり、老廃物の排泄がうまくできなくなります。 コーヒーやお茶には尿作用がありますので、できるだけ真水を摂ることがお勧めです。
三番目が、炭水化物、タンパク質、脂質です。この三大栄養素は、体を維持したり動かしたりするためのエネルギーや、筋肉や血液などの体の材料となるものです。
そして四番目はビタミン、ミネラルといった微量栄養素になります。微量栄養素とは微量ではあるけれど、人間には必ず必要な栄養素のことです。ビタミン、ミネラルは直接体のエネルギーや材料にはなりませんが、これらの3大栄養素が使われるのを助ける働きをするものです。
ビタミン、ミネラルは酵素の働きを助ける働きをしており、不足すると全ての酵素がきちんと働けません。酵素とは、簡単に言うと「代謝を促進するタンパク質」のことで、生命活動を担う生体反応のほとんど全てに関与する生命触媒です。
全ての酵素は年齢と共に、減っていってしまいます。特に注目したいのが「体内SOD(スーパー・オキシド・ディズムターゼ)」という、活性酸素を取り除く酵素も減ってしまいます。
そして現代人はストレスが多く、ストレスが、活性酸素を発生させ、ビタミン、ミネラルを消費してしまいます。
また空気や水の汚染、農薬、食品に含まれる着色料や保存料などの添加物により化学物質が体内に取り込まれやすくなっております。化学物質も活性酸素を大量に発生させます。
活性酸素は生活習慣病の原因となっているものですが、ビタミン、ミネラルは、増えてしまった活性酸素を除去する働きもあります。
しかし現代人は欧米化、加工食品やファーストフードの普及などの理由により、高カロリー、高脂肪、高タンパクの食べ物が多くなり、ビタミン、ミネラルが不足した「飽食の時代の栄養不足」となっており、そのバランスの崩れが生活習慣病の大きな原因となっております。
ですから、三大栄養素を減らして、ビタミン、ミネラルたくさん摂ること、ビタミン、ミネラルは相互に影響し合ってチームで働くので、すべてのビタミン、ミネラルをバランス良くが摂ることが、生活習慣病予防には極めて効果的なのです。
ビタミン、ミネラルが豊富な食べ物といえば、野菜や果物なのですが、残念ながら今や野菜や果実に含まれるビタミン、ミネラルの量は激減してしまいましたし、残留農薬の危険性もあります。
野菜や果物をそんなにたくさんは食べられませんので、サプリメントでの補給することが不可欠となるのです。(原)
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