郵便事業会社は「配達記録郵便」をこの3月から廃止したんだそうです。配達記録は210円ですが不在の場合再配達しなければならないなどで採算が合わないというのがその理由だそうで、その代りに160円の「特定記録郵便」というのが開始されまました。特定記録というのは郵便物を差し出した記録が残りますが、郵便物は相手の郵便受けに投入するだけですので、受け取ったという証拠は残りません。
そこで注意していただきたいのがクーリング・オフの通知方法についてです。クーリング・オフとは商品が必要で無いと判断した時、一定期間内であれば消費者は業者に対し、一方的に無条件で「申し込みの撤回」「契約の解除」がでる制度のことです。
私どもで開設している「健康110番」に「つい健康食品を買ってしまって後悔している・・・」というようなご相談をいただくと、ハガキで両面のコピーを取っておき配達記録郵便でクーリング・オフ通知を出す方法をご紹介しておりましたが、今後は簡易書留で出したほうが良さそうです。
消費者生活センターにも確認しましたが、クーリング・オフは通知した日時が問題となるので、特定記録郵便でも良さそうですが、業者が受け取ったことを認めないと後々厄介ですので、簡易書留を利用した方が良いでしょう。
ちなみに簡易書留は、350円から300円に値下げになったそうですが、配達記録と比べると90円高くなります。(K)
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