昨日の続きになるのですが。もう一つ、医師がサプリメントや健康食品を止めるように指導する理由に「治療の成果なのかサプリメントや健康食品が効果があったのかが分からなくなるから」ということがあります。
例えば、ガン患者さんが抗ガン剤症を始めるにあたって、改善があった場合に抗ガン剤治療が良かったのか、サプリメントが良かったのかが分からなくなってしまうので、サプリメントを中断するようにと指導されることがあります。
私は、どんな理由であれ、患者さんの症状が改善されたり、生活の質が向上すれば良いわけですから、併用することによって、抗ガン剤の副作用を軽減させるなどといったメリットも期待できるかもしれないので、足を引っ張るような相互作用が明らかになっていないのでしたら、サプリメントも続けたほうが良いと思っております。
しかし医師の立場に立てば、今後の治療方針の検討や医学の進歩ことを考えるとはっきりさせておいたほうが良いのかもしれません。
また、「健康食品の業者は、病院の治療でガンの症状が改善されて、その患者さんが自分の会社の健康食品を飲んでいたら、その健康食品のおかげでガンが治ったという体験談に仕立てるし、改善されなかったら病院の治療が悪かったと言う理由にするのでたちが悪い。相手にするのもばかばかしいので無視しているだけです・・・」なんてことを、あるお医者さんが書いていたのを読んだことがあります。
患者さんのためには、お互いに協力し合うのがベストのはずです。そういう意味でも医療機関にも支持されているサプリメントの役割は大きいと思います。(原)
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