語呂あわせの記念日で、今日11月12日は「いい皮膚(1112)の日」で、そして明日が「いいひざ(1113)の日」なんだそうです。
いい皮膚といい膝のために大切な大切な役割をしている成分がコラーゲンで、サプリメントでもコラーゲン商品が多く出回っております。
以前にもこのブログで、ご案内したかも知れませんが、実はコラーゲンって食べてもお肌の美容やひざ関節痛には、あまり意味が無いものだったです。
コラーゲンは大きな分子からできているタンパク質ですので、低分子のビタミン、ミネラルのように、飲んで補給できるものではありません。タンパク質ですので、そのまま吸収されることはなく、ペプチドやアミノ酸に分解されてから吸収されます。そのため、口から摂取したコラーゲンが、そのままお肌やひざ周辺のコラーゲンになるということはありません。
また、コラーゲンを分解した成分が、体内でコラーゲンの生成を促進するという研究もありますが、それも否定されているようです。
コラーゲンは、グリシン、リジン、プロリンというアミノ酸が主要な構成要素として作られたタンパク質で、ビタミンCの助けによって、リジン、プロリンにヒドロキシ基(OH)が付加されることで、コラーゲンの生成に大きな意味があるのだそうです。
一度ヒドロキシ基が付加されたリジンやプロリンから、ヒドロキシ基を外すことは人間の体内では行われませんので、一度コラーゲンを構成したリジンとプロリンは、もうタンパク質の素材としては使われず、コラーゲン生成の素材としては使われないのだそうです。
体内でコラーゲンを作り出すのに一番大切なのは、コラーゲンの材料となるアミノ酸「グリシン」「L‐プロリン」「L‐リジン」で次に、コラーゲンが作られるのを助けるビタミンCや、ビタミンPということになります。(原)
参考:コラーゲンの話 大崎 茂芳 中央公論新社 (2007/10)
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