「タバコを吸うと痩せる」という理由で喫煙をしている女性は結構多いそうです。私どもの健康110番にもそんな若い女性からお電話をいただいたことがあります。
「タバコを止められない言い訳」なのかと思いましたが、一生懸命ダイエットをしているようで「太るのは死んでも嫌・・・」といった様子でした。
確かにタバコに含まれるニコチンは胃を荒らたり、胃の働きを減退させたり、舌の感覚をマヒさせにぶらせたりする働きがあるので、食べ物がおいしくなくなり、食欲がなくなります。タバコを止めると、食べ物がおいしく感じられてつい食べ過ぎてしまうことがありますし、タバコを吸う代わりの口寂しさを紛らわすためにキャンデーやガムに手が伸びてしまい太るということはあります。
またタバコを1本吸うと約10Kcalエネルギー消費が増加するといわれています。
実際、タバコをやめて太ったという人は多いですし、私も昔、禁煙直後は数キロ太りました。
しかし、たとえ禁煙して数キロ体重が増えたとしても、喫煙が原因とされる様々な病気にかかるよりははるかに健康的なはずです。
喫煙ががんや心臓血管病、閉塞性肺疾患などのリスクであることは事実です。「タバコを吸っても全員が病気になるわけではない」という反論されそうですが、タバコを止めて太るというのも全員ではないはずです。
どちらの確立が高いかは分かりませんが、同じ程度だとしたら、「タバコを続けてガンになる」のと「禁煙して太る」のではどちらが良いか?という選択になると思います。当たり前のことですが、少しくらい太ってもダイエットすれば元通りに戻ることは可能ですが、ガンを克服するのはとても大変です。
「それでも太りたくない」という方は、どうそガンになってください。ガンになれば、かなりの確率で痩せられるそうですから・・・(K)
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