先日このブログで、サプリメントには製造過程に原料の粉をさらさらにさせるための添加物、錠剤やタブレットに固めるための添加物、カブセルの原料となる添加物は必要不可欠とご案内いたしました。
それだったら液状のサプリメントが添加物の必要が無く理想的のようですが、実際には液状と粒状のものでは、それぞれ優れている点が異なります。
錠剤やカプセルの場合には、濃縮した原料の粉末がすでに豊富にあるのでサプリメントとして作りやすいのですが、液状にできる原料は少なくなります。その上さまざまな栄養素を液状にすると味や香りがとても悪くなります。液状の場合は、ある程度飲みやすくすることも必要ですので、中には糖分や香料を多く含んだものもあります。
また液状の加工は粉末よりも難しく、コストも高くなります。錠剤は水分が極めて少ないので菌が繁殖しにくいのですが、液状の場合には菌汚染や繁殖のリスクも高くなります。そのため液状のもの中には、保存料や防腐剤が多く含まれるものもあります。
許される範囲の味で、添加物が含まれていない液状のものがあれば理想的ですが、開封後の保存は難しくなってしまいますし、コストも錠剤と比較すると高いものになってしまいます。
液状のほうが吸収が良いということもあるようですが、栄養素によっても異なりますので、一概にそうとも言えません。
ということで、摂りたい栄養素によっても異なりますが、基本的には錠剤やカプセルのサプリメント、そしてお子様やお年寄り、ご病気などで粒状のものが飲みにくい場合には液状のものを選ぶという考え方でよいと思います。
もちろんどちらも必要以上の添加物は含まれていないものにしてください。(原)
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