いつもの魚屋さんで、「マグロの解体ショー」をやっていました。鳥取県境港で水揚げげされた60kgの本マグロです。とても美味しそうでしたので、もちろん買いました。

魚介類は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど良質な栄養素ばかりでなく、高度不飽和脂肪酸(EPA、DHA)など体に良い成分を多く含んでいるのですが、マグロなどの大型回遊魚には水銀が含まれているので本当はあまり食べないほうが良いのです。
これは産業排水などの海の汚染によるものではなく、火山など自然活動で海水中にある微量の水銀が、小さな魚を大きな魚が食べ、またより大きな魚がそれを食べるという食物連鎖によって魚の体内に入って蓄積されたもので、大きな魚は小さな魚よりも水銀量が多くなってしまうのだそうです。
特に妊娠中の方が水銀を多く含む魚をたくさん食べると、胎児では神経の発達に悪影響を及ぼす可能性が心配されるようになり、厚生労働省ではこのようなパンフレットを発行しています。
「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」についてのパンフレットとは言ってもマグロの価格も高騰し、私たち庶民はそんなには食べられませんよね。魚屋さんも簡単には仕入れられないので、今度はいつ出来るか分らないそうです。
確かにスーパーで買う刺身とは味が違います。今夜は特別です。(原)
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