先日の話の続きですが、生活習慣病予防のためのポイントの一つ目が
「必要なものをきちんと摂る」
ということで、人間に必要なものの優先順位は、それが無くなったら、死んでしまうまでの時間が短いものの順であると書き込みました。
まず酸素が無くなったら数分で死んでしまうので一番大事なのは、酸素です。次に水が無くなったら数日で死んでしまいますので、二番目に大事なのは水です。
私たちの体の中にある水分は、体重の60~70%を占めていて、体を構成する割合が最も多いのが水分です。水には、いろいろなものを溶かし込む特徴がありますので、さまざまな栄養素とか老廃物を溶かし込んで運んでいるのは水の働きです。十分な水分を摂らないと、血液は濃くなり、血液の流れが悪くなり、細胞に十分な栄養と酸素が運ぶことができなくなり、老廃物の排泄がうまくできなくなります。
私の周りの人を見ていても、飲む水の量が少ない人ばかりが目に付きます。人間が喉の渇きを感じたときには、体内ではすでにかなりの水不足の状態になっているそうです。喉の渇きを感じる前に、こまめに水を飲んで、トイレが近くなるくらいが、いい感じです。一日2リットル程度が理想的です。
また年をとると喉の渇きを感じるのが鈍くなってくるそうですので、年配の方はなおさら心がけてください。
水分ならコーヒーやお茶などて摂っていると思っている人が多いと思いますが、コーヒーやお茶には尿作用があり、尿として水分を体外に出す働きがあります。コーヒーやお茶は嗜好品として飲む程度の留めていただき、真水と果物や野菜などの水分含有量の多い食べ物をできるだけ摂るようにしましよう。(原)
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