運動のメリットのついての補足です。
この前、運動のメリットの一つに末梢までの、リンパ液と血液の流れが良くなると書きましたがこれは、極めて大事なことです。
リンパ液は、細胞の活動によって発生した二酸化炭素や老廃物を回収するという大切な役割をしている体液ですが、心臓のようなポンプの働きをするものによって流れるのではなく、筋肉の動きや体の振動によって流れます。
最近リンパマッサージが流行っておりますが、これも体の表面をこすってよってリンパ液の流れを良くしているものです。しかしリンパマッサージは体の表面のリンパ液の流れに効果的ですが、内臓のリンパ液までの流れを良くすることができません。
そこで運動することによって、体に振動を与えリンパ液をスムーズに流すことが効果的となるのです。
腹式呼吸で運動をすると横隔膜が動いて、さらに内蔵のリンパ液の流れが良くなりますので、より効果的です。
また運動すると心肺機能が高まって血液の循環もよくなります。運動をすると血流が良くなって手や足の先までに、血液が流れ温まってくるのを感じると思います。その間は手や足に血液が送られるのですが、運動後にはまた内臓に血液が流れてきます。それは内臓にも良い影響を与えます。
このように、全身、特に内臓のリンパ液と、血液の循環を良くすることで、冷え、便秘、心臓病、胃の痛み、脳卒中、高脂血症、高血圧、糖尿病、認知症、ガンなど、多くの病気の改善、予防をすることになります。(原)
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