「ゆっくりダイエット」で一番大事なことを書くのを忘れていました。
タイトルのとおり、よく噛むということです。
最低30回できれば50回くらい噛んで、食べていただくことがお勧めです。レストランで太っている人を見付けたら、しばらく観察してみてください。必ずよく噛んでいないはずです。
脳には摂食中枢と満腹中枢があり、それが食欲のコントロールをしていています。食べている間に血糖値が上がり満腹中枢を刺激し、満腹中枢ブレーキが働き「満腹、ごちそうさま」という状態になるのですが、よく噛まずに早食いをすると、満腹中枢がブレーキをかける前に食べ終わっているため、満腹感が得られる前についつい食べ過ぎているのです。ゆっくり食べるほど、少しの量で満腹感が得られるため、肥満防止になります。
よく噛むことはダイエット以外にも良いことばかりです。
よく噛むことで食べ物は細かくなって唾液と良く混ざって消化しやすい状態になってから、胃腸に届きますので、胃腸での消化酵素の節約になります。消化酵素を節約するということは、体全体の酵素の無駄遣いを減らすことになり、その分解毒や免疫、エネルギーの供給など、体を正常に維持するために使える酵素の量が増えることになります。それは健康にはとても良いことです。
また、噛むことによって脳血流も増加して脳の働きが活発になるので記憶力や視力アップなどの効果が期待できます。
私の実家の隣に94歳でお元気なおじいさんいます。なるほど、昔っから40分くらいかけて食事する人なんだそうです。(原)
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