たまに行く公園(千葉公園)の蓮の花が見ごろになっています。今年は例年より少ないそうですが、きれいだったので、写真を撮りました。
小林正観さんの書籍のなかに次のような蓮の花の話がありました。そう思って見てみると、蓮の花っていい感じですね。(K)
蓮の花は泥水が濃けば濃いほど、つまり汚れていればいるほど大輪の花として咲きます。水が真水に近ければ近いほど、きれいであればあるほど花は小さくしか咲かないように思います。
つまり、人間の悩み苦しみ・苦悩・煩悩という泥水によって、蓮の花(これは悟りのことなのでしょうが、大きな悟り)が得られるということを示しているのに違いありません。
蓮の花は、それがゆえに泥水の中から立ち上がってくる。その花を見て、人々は勇気付けられ、力を得るのです。そのために蓮の花は存在しているのかもしれません。
人を勇気づけ、どろどろ、ぐちゃぐちゃになった状態でもいい、そこから立ち上がってくること、その悩み苦しみ・苦悩・煩悩が濃毛けば濃いほど、泥水が濃けば濃いほど、美しく大きな花を咲かせるということを宇宙は示したいのかもしれないのです。
蓮には三つの特徴があって、
一.花果同時(かがどうじ)花が咲いたときに、すでに果実の赤ちゃんが中にいるという大変珍しい花ですし
二.汚泥不染(おでいふせん)どんなに汚い水の中から立ち上がってきても絶対花が汚れることはなく、
三.蓮花にあだ花なし 咲きそこなったり、汚く咲く花はない。
ということがいわれています。
花の中では大変珍しい特徴を持っている花のようです。
蓮花というのは元気を失った、あるいはしょげ返っている人間に勇気を与え励ましてくれる存在であるようです。

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