先日いただいた健康相談についてです。
私どもで扱っているサプリメントを買っていただいたことは無いのですが、サプリメントが大好きな方で、健康維持の目的で12種類のサプリメントを毎日合計30錠飲んでいたそうです。
病院の検査で肝臓に炎症が起きていることがわかったそうです。内科のお医者さまの見解は、サプリメントの摂りすぎで、肝臓が炎症を起こしているとのことだったそうです。
「どのサプリメントも一日の摂取量は超えないようにしていたし、重複している成分も、一日の摂取量を超えないように注意して、健康のために一生懸命サプリメントを飲んでいたのに、こんなことってあり得るのでしょうか?」というごご質問でしたので、次のようにお答えしました。
サプリメントが原因と100%断定はできませんが、それが原因で肝臓が炎症を起こすということは、考えられることです。
サプリメントには、有効成分の他に、添加物や糖分が多く含まれていることがよくあります。
サプリメントには、固めたり、表面を綺麗にしたり、飲みやすくするためにいろいろな糖分や添加物が使用されているからです。
少しのサプリメントでしたら、これらの添加物が肝臓に負担をかけるほどの量でなくてもたくさんのサプリメントを飲み続ければ、体内に取り込まれる添加物も多くなってきますのでそれが肝臓に負担をかけるということは、考えらえます。
またサプリメントは原料に合成のものを使っていることが多いです。特にビタミン、ミネラルはいろんなサプリメントで使用されておりますが、合成のものが多いです。
合成の原料は安価ですが、体への吸収度や体内での働きで天然のビタミンに劣りますし、飲み続けることで、内臓を痛めることなどがあるといわれております。
(飲まれている12種類のサプリメント名を聞いてみると合成のビタミン、ミネラルが含まれているものがほとんどでした。)
最近流行りの偽装表示をしているような、極めて悪質な商品は問題外ですが、原材料表示の見るだけで、これらは判断出来ます。
・ 原材料の表示は、多く使ったものから順番に表示することになっています。
ですから、栄養素が表示の最初に登場するサプリメントは、有効成分が主体の製品と判断することが出来ます。逆に、糖分や添加物が最初に登場するものは、有効成分が少ししか入っていない製品ということです。
・原材料の表示に、「ビタミン B1」とか、「V.B1」とか書かれているものは、合成のビタミンB1 を使用しているという意味です。天然素材で作られたものは、「○○○○(ビタミンB1 含有)」とか、「ビタミンB1 含有○○○○」などと書かれています。
この方に限らず、サプリメント依存症の方が増えています。自分で何種類飲んでいるかもしっかり把握していないような方もいらっしゃるようです。
サプリメントはたくさん飲めば体に良いということではありません。皆さんも今飲まれているものを見直しされて、添加物が少なく、天然素材で作られたサプリメントを選んでいただきたいと思います。(原)
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