この前、ダイエットに適した運動ついて書きましたが、もう一つ大切なこと「食事」については述べていませんでした。
一週間で痩せようなんて思わずに、毎月1kg、一年で10kg痩せるような「ゆっくりダイエット」がお勧めと言いましたが、食事制限についてもそうです。しばらく食べなければ、2、3kgすぐに痩せますがそういったダイエットではすぐにリバウンドしてしまいます。
人間の体は良くできていて、食事を摂れなくなっても、すぐに死なないようにプログラムされています。摂取カロリーが極端に少ない状態が続くと、体が飢餓状態であると認識し、少しの食事からできるだけ脂肪を蓄えようとするようになるのです。
また人間は「糖質」→「たんぱく質」→「脂肪」の順に燃やしてエネルギーに変換するようにできています。しばらく食べなければ、この順番に燃やしてエネルギーとして使われていくことになります。体内の糖質の蓄積はあまり多くないのですぐに使い果たし、次には筋肉のたんぱく質を使うようになります。そうすると筋肉が減ってしまいます。筋肉が減ってしまうということは、基礎代謝の悪い体質、エネルギーを消費しにくい体質、つまりかえって太りやすい体質になってしまうということです。こうしてリバウンドという悪循環になってしまいます。
そしてただ単純に食べる量を少なくすると、体に必要な栄養素までも不足させてしまいますので、健康を害したり、老化を促進したりする危険性があります。 タンパク質やビタミン、ミネラルなどをきちんと摂りながら、摂取カロリーを少し減らすことが大切です。具体的な方法については、また書きます。(原)
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