お陰さまで父は術後の回復も順調で、術後1週間で退院できましたが、治療の追加があります。
手術からおよそ1ヵ月の外来で、手術で取ったものの顕微鏡検査の結果を聞いて、今後の治療について相談させていただく予定です。おそらく来年の1月8日がそうなるんだと思います。
手術によって胸の中のガンを取ったとしても、血液やリンパ液の流れに乗ったガン細胞が体のどこかに潜んでいる可能性があり、そのガン細胞成長してがガンが再発、転移するということなのですが、そのようなガン細胞はどこに潜んでいるのか分りませんので、手術で取ることはできません。
ある程度広い範囲に放射線を当てることで、散らばったガン細胞を叩く試みもされてきたそうですが、その方法は役に立たないどころか、かえって害があることが分かっているそうです。
最も期待されるのは抗ガン剤による治療だそうですが、それも肺ガンに関してはあまり良い効果は報告されていないそうです。
UFTという飲み薬の抗ガン剤の場合、手術後2年間に渡って飲むと、飲まなかった場合よりも5年生存率が10%だけ良かったというのが日本での報告だそうです。
ちなみにこのUFTという抗ガン剤は、母も大腸ガンの術後1年間服用していました。
シプラインなどの白金を含む抗ガン剤を中心とした複数の抗ガン剤を点滴で受けた場合、受けなかった場合よりもの5年生存率はたったの5%良かっただけだそうです。
肺ガンの場合には、UFTの場合は10人に一人しか効果がなくて、複数の抗ガン剤の点滴の場合は20人に一人しか効果がないということです。
みなさんも抗ガン剤ってもっと効果があるようなイメージだったと思いますが、肺ガンの場合はこの程度なんだそうです。
このくらいの結果なのでしたら、副作用に耐えてまで抗ガン剤治療をするべきなのか?慎重に考えなくては・・・と思います。
それよりも、食生活を改めること、適度な運動と休養をしっかりとること、ストレスをためないこと、そしてサプリメントを利用して、抗酸化物質をしっかり補給することのほうが効果的ではないでしょうか。(原)
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