今日は、成功の9ステップのジェームススキナーの講演会に行ってきました。講演会といっても大きなものではなくて、ジェームスの事務所で50名くらいの参加者だけのものです。ジェームスは昨日はクリスマスチャリティーのために来日していたので、今日の講演会が実現したんだそうです。
質問コーナーで、ジェームスがうつ病の治し方について答えていました。「なるほど・・・」と思いましたのでご紹介します。
まず、精神的な病気の場合、なになに病というような呼び方は止めるべきなんだそうです。うつ病の場合は自分を病気と認識しないこと、自分のアイデンテティーにしてはいけないのです。
ジェームスは、アメリカ人なので良く英語を使いますが、アイデンテティーというのは自分の正体、個性、役割といったような意味で、「私は○○です」の○○がアイデンティティになります。
誰だって感情に波はあります。波が上下幅大きいか小さいか、波の横幅が大きいか小さいか、全体的に高い位置にあるか低い位置にあるかの違いだけです。感情は全て波なので、うつ病が特殊である理由は何もありませんし、特別な病気だと認識する必要は、全く無いのです。
みんな同じなんだけど「よく落ち込んでいる人」「たまたま落ち込んでいる人」というだけで、周りの人もうつ病だと思ってみないことが大事なんです。
「私はうつ病なんだ」と認識してしまうことや、周りからそう見られていることで、どんどんうつになってしまうんだそうです。
これは自分のセルフイメージの通りになってしまうということと同じです。セルフイメージを良い状態に保つ秘訣は、いいことは「私はこういう人」と認識して、悪いことは「たまたまこうなっているだけ」と認識することなんだそうです。
それともう一つは、どういう時にうつの感情になるのかを研究することなんだそうです。自覚がない場合が多いので、他の人が見つけてあげるのです。最初はたまたまと思うかも知れませんが、出来事を研究しいていくと、その感情になるきっかけを見付けることができるんだそうです。
環境や視覚、聴覚、感覚、体の格好などそのきっかけとなるものを見つけて、それから遠ざけるようにしてあげることが改善になるそうです。(K)
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