日野原先生の講演の中で、印象に残った部分をシェアします。
遺伝子の研究が進化したので、人間の遺伝子を調べれば将来どんな病気になるか分かるようになりました。遺伝子レベルで考えると、みんな病気を持っています。
みんな病気なのですから「健康」とは「病気では無い」ということは間違いといえます。
「健康」とは朝起きた時に、今日は何をしようと前向きに取り組める状態のことです。
病気があっても、そういう前向きなさわやかな気持ちが持てれば「健康」といえます。
いくらお金や家や名誉があっても、本人が満足ぜず、もっと欲を持ったり、それを維持することに不安ばかりをいだいていたりしたら「幸せ」とはいえません。貧しくてもそれに満足し感謝していたら「幸せ」といえます。
このように「幸せ」とは自分の心が決めるものであり、「健康」も同じように自分の心が決めるものです。
たとえ病気になったとしても、マイナスなことばかりではありません。私(日野原先生)は10歳の時に大病を患い1年間寝たきりでしたが、その時に覚えた音楽は、今も役に立っていますし、何といっても患者の気持ちが分かるようになりました。このように病気になったことで後で役に立つということも、たくさんあるのです。
医師は患者の身にならないといけないので、病気になったことがある医師のほうが良い医師といえます。このように、前向きに生きることが何よりもの健康の秘訣なんですね。
病気がなくても、朝起きて「今日も会社にいくのは嫌だな」などと後ろ向きな気持ちであれば、不健康というこでになりますね。(K)
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