先日、野菜に残留する農薬について書きましたが、野菜には農薬だけでなく化学肥料の心配もあります。
化学肥料の使いすぎや、大気中の窒素酸化物の増加などから、高濃度の硝酸塩を含んだ野菜、特に葉物が多くなりました。
硝酸塩は、唾液や常温保存、過熱などによって亜硝酸塩に変化して体内で魚介類に多く含まれる成分のジアミン類と反応してニトロソアミンという発ガン性物質となる恐れがあります。
有機野菜には、硫酸塩が少なくなりますので、有機野菜を選んだほうが安心ですね。
また肉類には、残留する抗菌性物質の心配があります。病気の予防のため、合成抗菌剤や抗生物質を、牛や豚、鶏に与える飼料に増せたり、注射したりして他場合は、それが肉や内臓に残留している恐れがあります。
魚の場合も養殖での疾病予防のため抗菌性物質を餌に混ぜたりしますのでそれが魚に残っている恐れがあります。
最近、中国産ウナギから基準値を超えた抗菌性物質が検出され問題になりましたね。
抗菌性物質の人体への影響は、アレルギーと薬剤耐性菌が繁殖することです。
肉類は産地、銘柄など、魚類は水域、解凍、養殖などの表示をチェックしてできるだけ自然に近い状態で育ったものを選ぶようにしていただきたいと思います。(原)
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