化学物質を含む食品はたくさんありますが、その一つ残留農薬についてです。
農薬には、病気を防ぐ殺菌剤、害虫を防ぐ殺虫剤、雑草を除く除草剤などがあります。約300種類ほどの農薬は国から認可されているそうです。
私も家庭菜園で無農薬野菜の栽培をしておりますが、病気や虫には本当に苦労しています。最近ではだいぶ無農薬、減農薬栽培の野菜も流通するようになっていますが、農薬を使用が無くなることは無いでしょう。
家の実家はトマトとホウレン草の農家で、最近は農薬の規制が厳しくなって、昔ほど使用はしていないそうですが、今でも、出荷する野菜は、作った農家が食べないというくらい農薬を使っている農家もいるようです。
特にハウス栽培野菜は農薬の紫外線による分解性も悪いので、残留しやすいそうです。
数十年前に仕様が禁止されている有機塩素系農薬は、分解性が悪く土壌に残留しやすく、海に流出したり、稲に吸収されたり、この土地で作られた飼料を食べた牛や豚や鶏の肉の脂肪に溜まったりしているそうです。
また輸入野菜のポストハーべスト農薬の残留も心配です。
農薬の人体への影響は、発ガン性、遺伝子毒性、正常な子供が生まれない催奇形性などがあります。
あんまり神経質になるのもどうかなとは思いますが、できるだけ無農薬、減農薬のものを選ぶ、旬のものを選ぶ、産地や栽培者の名前まで表示されているものを選ぶなどして、少しでも残留農薬の少ない野菜を選ぶようにしていただきたいと思います。(原)
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