昨年6月に、重粒子医科学センター病院で初期の肺ガンの重粒子線治療を受けた、フィリピン在住の父(82歳)が、重粒子線治療後、9ヶ月が経過したので、定期検診を受けるために来日しました。
今回は2泊3日の入院で、血液、検尿、CT、心電図、レントゲン、MRI、RI骨シンチの検査を受けたようです。RI骨シンチ検査というのは、放射性の薬を注射して、全身の骨への転移を調べる検査です。
結果は、再発、転移の兆候は無く、最も転移する可能性の高い肺近くのリンパ節への転移も見られなかったそうです。
重粒子を照射した肺の患部も。まだ患部のガン細胞が消滅したかどうかは判断できないのですが、予定通りに線維化している状態だそうです。ガン細胞が消滅したか判断できるのは照射後2年程度経過してからだそうです。
ただ腫瘍マーカーの値が、正常値5のところ8.74と若干高く、その原因は不明ですが、急激に高くなるようでなければ問題ないそうです。
次は5月に血液とCTの定期検診を予定しています。(K)
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