先日、コストコで衝動買いした石油ストーブ。
電源不要のダルマストーブなのでリフォーム中の休憩時間に職人さんたちに暖まってもらえるし、リフォーム後は、サプリメントサロンのエアコンにプラスして補助的に使えそうということで買ってしまいました。
しかし、いざ使おうと説明書を読んでみて、あまりに原始的なのでちょっとビックリ。
今時「自動」で出来ることが何ひとつないのです。まず着火。石油ファンならボタンを押すだけで着火できますが、こいつは、レバーを引いて本体の上部を倒して、回転式の調節で芯を出して、ライターかマッチで3ヶ所くらいに点火して、そーっと倒した本体を戻して、炎が安定するのを確認しなくてはなりません。
温度設定もできず、火力の調節はわずかな芯の調節だけです。自動で止まることもなく、灯油が切れてしまうと芯まで燃えてしまって煙が出るそうです。
もちろん酸欠になったら自動に止まってくれる機能もありません。
そして灯油タンクが分離できないので、灯油の補充にはストーブ全体を運ばなくてはなりません。しかもタンクの容量が小さいのでこまめな給油が必要です。
さらに定期的に芯の掃除などのメンテナンスも必要とのことで、私の仕事が増えそうです。
それでいて価格は最新のファンヒーターずっと高いのです。コストコは返品可能なので、本気で返そうかと悩んだほどです。
しかし実際に使ってみると、小さな窓からブルーの炎の輪が見えて、それを見ていると心まで温まるような気がします。
またファンが無いのでとても静かで、やさしい温かさです。一人の読書に最適です。
そして何より長持ちしそうです。昔から変わらず構造がシンプルなので壊れにくいでしょうし修理も簡単そうです。以前使用していたファンヒーターは3年で壊れましたが、これなら一生使えそうです。
私が高校生だった頃、友人宅でこの型のストーブを囲んで皆で語り明かしたことを思い出しました。
私は基本的には長く使えるものが好きなので「こいつと長く付き合いたい」という気持ちになっていました。
やっぱりロングセラーには、愛し続けられるそれなりの理由があるのですね。(K)
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