昨日お酒の害ついて簡単にご案内させていただきましたが、その続きです。
飲んで胃に入ったアルコールは、おもに十二指腸・小腸で吸収され、血液中に入り、肝臓で、アルコール分解酵素によって、アセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒドがアセトアルデヒド分解酵素によって無毒な酢酸と水になります。
このようにアルコールを分解するためにはたくさんの酵素を使ってしまいますのでその分、外からのウイルスから身を守るための免疫に関わる酵素が働かなくなって、免疫力が下がってしまうということがあるそうです。
よくお酒を飲んだ次の日に風邪を引いたりするのは、夜遅くまで遊んでいたせいでもあるのですが、免疫力が下がっていたため、風邪のウイルスに負けてしまったということもあるそうです。
このようにお酒を飲み続けると、アルコールの分解ばかりに酵素が使われてしまうため、他の機能が低下してしまい、さまざまな病気になりやすくなるそうです。
しかし「酒は百薬の長」といわれているように、ちょっとだけ良い一面もあるようです。
お酒を飲むと、リラックスすることができますし、血液の流れがよくなります。1週間に1杯程度から毎日1杯程度の飲酒は、男性の脳卒中全体のリスクを低下させ、虚血性脳卒中のリスクも低下させるというデーターもあるそうです。
とはいっても、無理に飲む必要は全くありませんし、多く飲めば害のほうが多くなります。二日酔いなんて体に良いことは一つもありません。
どうしても飲む場合は、飲む量を減らして、1週間に3日、少なくても2日は連続した休肝日を作ってください。
私はもともと嫌いなほうでは無いのですが、健康のために一時期完全に禁酒していました。しかし、お付き合いなどもありますので、今はたまに少しだけ飲んでいます。(原)
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