「今あるガンが消えていく食事」のシリーズや「今あるガンに勝つジュース」などガン患者に対しての食事療法の書籍を数多く書かれている、済陽高穂(わたようたかほ)医師の講演を聞く機会がありました。
内容はガン患者さんに対しての、栄養療法についての説明で、済陽式ガン食事療法のポイントは、
①限りなく無塩の食生活
②動物性(四足歩行動物)のタンパク質・脂肪の制限
③新鮮な野菜と果物の大量摂取
④胚芽成分(玄米など)および豆腐など豆製品の摂取
⑤乳酸菌、海藻、キノコの摂取
⑥食用油でなくオリーブ油、ゴマ油の活用
⑦自然水
⑧禁酒、禁煙
というものです。
私もこれは、かなり理想的な食生活だと思います。
もちろん全てのガンが治るわけではありませんが、再発転移の予防や、延命などには十分効果が期待できると思いますし、私が生活習慣病の予防のため実践していることとかなりの部分が同じです。
サプリメント屋の私が気になったのは、済陽医師のサプリメントや健康食品に対する考え方でした。書籍内ではあまり肯定的な意見を述べられていないようでしたので、その辺のことを質疑応答の時間に質問してみようと思っていました。
私より先に同じような質問をしてくれた人がいたので、私は別の質問をしたのですが、
済陽医師は、サプリメントや健康食品を否定しているわけではなく、効果を期待できるものもたくさんあると認めていらっしゃいました。しかしあまりにも悪質な商品や高額な商品も多いので、サプリメントや健康食品を認めてしまうと、悪質な業者にだまされるような患者さんが増えてしまうだろうから、あえて肯定的な立場には立たないようにしているのだそうです。
済陽医師のような方は、ガン患者さんへの影響が大きいので、確かにその通りだと思います。(原)
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