昨日は我が家の愛犬「シシマル」のお誕生日でした。
15年前、銀行の駐車場に捨てられていた仔犬ですので、正確な誕生日はわかりません。
獣医の先生が「多分3月くらいに生まれたんだろう」と言ったので、勝手に3月31日を誕生日に決めてしまいました。
実は私たちの結婚記念日も3月31日だったので、同時にお祝いできるかな・・なんて思って決めちゃいました(笑)。拾った当初、オスだと間違えて、女の子なのに「シシマル」なんて名前を付けてしまったのです。
実は、今年のお誕生日は特別な思いで迎えました。
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年前の12月、シシマルが倒れたのです。
すぐに病院で診てもらったところ「腎臓に腫瘍が出来てその腫瘍が破裂して貧血をおこして倒れた」とのこと。「年は越せないだろう」と、突然、余命半月の宣告を受けてしまったのです。
あまりにものショックで涙が止まらなかったのを覚えてます。
完治することはないけれど少しでも延命になればと処方されたステロイド剤を飲ませはじめました。ところが副作用で食
欲が激しくなり、食べ物をあげないとまるで人(犬)が変わったように狂暴になってしまったのです。
そんな姿は、見ているのも辛かったので、どうせ完治しないのだからとステロイド剤を止め、自然に任せる決心をしました。代わりに抗酸化のサプリメントだけ強化して飲ませることにしました。
年は越せないと言われていましたが、翌年3月の誕生日を迎えることができました。奇跡的なことだと喜びながら、これが最後のお誕生日なんだろうと覚悟を決めていたのが昨年の今頃です。
ところが何てことでしょう。あれから一年間生きてくれているのです。
その間2回ほどけいれんをおこして倒れることがありました。
その時の診断は、「脳に転移したんだろう」との見解でした。
15歳といえば人間なら90歳以上だそうです。
もうボールを追いかけて遊ぶことも、得意だったジャンプをすることもありません。
寝ている時間ばかりが増えました。
それでも一緒にいてくれることに心から感謝しています。
いつまでかは、わかりませんがそれまでの時を大切にしようと思っています。
今年もお花見しながらの散歩に連れて行ってあげます。
もうたくさんは歩けないので自動車に乗せてですけど・・・。(原)