消費者庁は8日、健康食品を「がんや糖尿病が治る」などと不適切な表現で販売していたインターネット上の320事業者に対し、改善するよう指導したそうです。これらの事業者は各サイトで「がんや糖尿病の治癒例が多数報告されている」といったウソや大げさな表現を計547カ所で使っていたそうです。
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201003080401.html確かにインターネット上で、健康食品を販売しているサイトを見ると、ガン患者さんやそのご家族に、必ず治ると思わせるような表現を多く見かけます。
私どもで開設している無料健康相談窓口「健康110番」にも、「インターネットで見たのですが、本当にガンが治るのでしょうか?」といったようなご質問を何度もいただいたことがあり、その度に「販売目的のサイトに書かれていることは鵜呑みにしないように・・・」とご案内しています。
今回は、消費者庁が実施した健康食品販売サイトの無作為抽出調査で判明547カ所の表現だそうですが、これは氷山の一角だと思います。
今後、インターネット上での表現がどのように変わっていくか、注目したいです。(K)