国民生活センターが、関節に良いとされる成分を含む「健康食品」についての調査結果を公表したという記事を見つけました。
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20080807_1.html調査はコンドロイチン硫酸やグルコサミンを含む錠剤やカプセル状の健康食品が対象で、コンドロイチン硫酸量が表示されていた銘柄は、表示量に比べて実際の含有量が大幅に少なかったそうです。また、コンドロイチン硫酸を含む原材料等の表示量は、実際の含有量の目安にはならなかったったそうです。
そしてカプセルや錠剤が、胃で溶けにくいと思われる商品が18銘柄中9銘柄もあったそうです。
薬事法に抵触するおそれがあるネット上の広告もあったそうで、国民生活センターはでは、原材料名表示の改善などを業界に要望するとともに、行政に対しても事業者への指導を要望したそうです。
含有量が表示より少なくて、胃で溶けないのでしたら、期待したような効果は得られないと思います。これらの商品のメーカーは「売れさえすれば良い」と思っているのでしょうか?
残念ながらこのような商品はまだまだたくさんあると思います。
出来るだけ調べて信頼のできる商品を選んでいただきたいと思いますが、こんな状態では正しい判断はなかなか難しいと思います。
消費者中には「少しでも良くなれば」という思いで、少ない収入の中からなけなしのお金をはたいて健康食品を買っている方も多いと思います。
私の父も足が痛くて農業ができなくなって収入が減ってしまいました。父はガンなのでそっちのサプリメントを優先し「間接に良いという健康食品」は摂っていませんでしたが、父のような人が藁をもつかむ気持ちで買っているんだと思うと心が痛みます。
メーカの方には、せめて自分や自分の家族に飲ませられる商品を製造してもらいたいと切に願います。(原)