昭和30年代にタイムスリップしたような感覚を楽しめるお店を紹介します。
今は埋め立てられた稲毛の海岸で潮干狩りができたころかの海の家「稲毛亭」です。周りは高層のマンションだらけになってしまったのですが、現在も定食屋さんとしてそのままの姿で続いています。

レトロな雰囲気に設計されたお店はたくさんありますが、ここは私が生まれる前からそのままの残っているお店なのです。
ここの名物は貝フライ定食です。見た目はカキフライのようですが、アサリのフライです。アサリの剥き身を3~4粒まとめてフライにしてあります。
昔はこの辺でアサリがたくさん捕れていたそうです。ここの全ての定食には「ふうかし」が付いてきます。「ふうかし」というのは、この辺の方言で東京湾のアサリで作る実沢山のアサリのみそ汁のことです。ふうかしとは蒸かすの意味だとか。

これほどの歴史を感じる食堂は作ろうと思っても作れるものではありません。いつまでも続いてほしいと願います。(K)
スポンサーサイト
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ